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中年親父は全員がセクハラしている

最近、セクハラのニュースが増えている。中年親父としては自分もいつかセクハラで訴えられるのではないかという恐怖を感じているのだが、残念ながらセクハラをしていないという自信は全くない。というのも、定義を考えるとセクハラしていないという断言する事は出来ないからだ。

セクハラとは性的な言動を相手が不快というと感じているにも関わらず、繰り返す行為という定義の仕方をされる。

この定義で重要なのは言動の内容には関係なく相手が不快を感じているという事。そして、繰り返されるというところである。

ここで難しいのは受け手が不快に感じるというのは①どんな行為に不快を感じるのか②どんな相手なら不快に感じるのか③いつ不快を感じるのか全てにおいて非常に主観的だからである。

例えば、非常に格好いい若手社員が「〇〇さん、今日なんか綺麗ですね」と言って〇〇さんが喜んでいるとする。そこで相槌を打って「おー、確かに今日は綺麗だね」なんて言ったとしたらまだ許されるかもしれない。

それが、次の日に今度は自分から率先して「〇〇さん、今日なんか綺麗ですね」なんて言ったとしても、〇〇さんは今度はおっさん気持ち悪いと感じるかもしれないのである。

そしてもっと難しいのは、万が一「〇〇さん、今日なんか綺麗ですね」という言葉が普通に褒め言葉として受け入れられたとしてもまだまだ安心できない事だ。一週間後、仕事で失敗して叱責した次の日に、関係性を壊すまいと普段と同じように「〇〇さん、今日なんか綺麗ですね」と言ったとしよう。その時、突然、不快に感じてこれまでセクハラを受けてきたと感じるようになるかもしれないのだ。

結局、自分が絶対にいつ何時でさえ許される自信があるのならばよいが、そうでない普通の親父としては少しでも性的要素を含む言動があればセクハラの危険を持っていると覚悟を持たないといけないのである。

そこで、解決策として考えられるのが②の定義である。突然セクハラとして訴えられようが、繰り返しではなくて偶々そんな事になってしまったという頻度であればセクハラとして認定はされないかもしれない。という事は、結局〇〇さんとの接触の頻度を抑えて、それ以外はセクハラの成立がされない同性の社員と仕事をすればいいという結論に至る。〇〇さんには申し訳ないが、セクハラを避けたいのなら仕方がない。

この解決策では仕事から女性を排除して男女差別だと言われかねないが、セクハラしていると言われる危険を考えるとこっちの方が良さそうである。でも、ここでまた難しいのは最近の若手は優秀な女性の方が多いことである。女性無くして仕事で良い成績を残せる事も出来そうにない。

自分が男女差別している仕事ができないダメ上司の烙印を押されるのか、それともセクハラのリスクをとるのか。どちらにしても勝ち目はなさそうだ。

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