小説より奇妙な現実をより面白く。ある傍観者の備忘録

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若者よ、きちんと礼儀正しくいてくれて有難う

新成人が成人式で騒いでいる事が今年もニュースになっている。だが、声を大にして言いたい、若者がこんなに礼儀正しくいてくれて本当に有難いと。

これは皮肉ではない。また、トイレで「いつも綺麗に使っていただき有難うございます」など、押し付けがましく礼儀正しくいてくれる事を要求しているのでもない。本当に感謝しているのだ。

ハローウィン、ワールドカップ、そして今回の成人式。最近、ニュースでは若者がハメを外して騒いでいることに敏感になっている気がする。それも理解できなくはない。というのも、昔に比べてはるかに乱痴気騒ぎになっているからだ。

飲んだくれて車をひっくり返したり、軽犯罪的な行為に及んだり、本当に昔では想像のできない騒ぎっぷりだ。でも、それでも日本の若者は極めて礼儀正しく振舞っているように思うのだ。

というのも、今、日本の若者の置かれた状況は決して良いものではない。経済状況、将来の希望。少子高齢化の結果、昔に比べてはるかに酷い状況になっている。今老人になっている団塊の世代が大騒ぎした日米安保の時と比べても、社会に対する不平不満を考えると溜まりに溜まっているはずである。

世界各地ではデモ、暴動と、社会に対する不満が社会不安をもたらすほどまでになってきている。フランスやアメリカは言うまでもないが、平和の国とされているタイでさえも5年前に反政府デモと暴動が起きて、いつ日本もそういう状況になるのだろうかとビクビクしたのも記憶に新しい。

それなのに、暴動も起こさず、重犯罪にも染まらず、年に数回のハレの日、祭りを待って騒いでくれているのだ。しかも有難いことに、騒ぐ場所も東京で言えば渋谷、六本木と限定してくれる。我々一般人はその日のその場所さえ避ければ、一年中平穏無事に暮らしていられるのだ。

確かにそういうイベントが年々増えてきているのは気になるところが、まだまだ決まった祭りだけにしてくれる限り避けようはある。それよりも、日常生活が平穏無事に過ごせる事が何よりも本当に有難い。

祭りというのはこれまでもガス抜きの役割を果たしてきたが、そんな伝統を律儀に守ってくれている若者には本当に感謝すべきだと思う。

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