小説より奇妙な現実をより面白く。ある傍観者の備忘録

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金持ちはやっぱり幸せだ

日本で良く言われるのは「金持ちになっても幸せになるとは限らない」ということ。これは実は正しい事を言っているけれど、実際には事実とは違う事が理解されている事が多い。

というのも、最初の文をみた時、往々にして人は「金持ちになってもそれほど幸せになるとは限らない」という事を信じる事が多い。しかしながら、よくよくこの2文を見比べて欲しい。ちょっとした言葉が付け加えられた結果、実は似ているようで全く違う事を言っているのだ。

数字を用いて理解するともう少しわかりやすいかもしれない。最初の文は金持ちの100%は幸せとは限らない=数%は不幸な人がいるという事を言っている。一方、二つ目の文は、金持ちになっても幸せになるかどうかは金持ちでない場合と変わらずに五分五分ぐらいだということを意味する。なんと、ちょっとした置き換えによって知らないうちに金持ちの幸せ度合いを50%近くも減らしているのだ。

勿論、これは自分が幸せであるという事を信じたい人が、希望を解釈に加える事によって起こるとても人間的なものだ。学歴とかでも同じような現象が見られ、「学歴がいいからって頭がいいわけではない」と信じる日本人には意外と馴染みの深い考え方になっていると言っても良い。

だが、不思議と世の中にはその気持ちが強まって「金持ちは普通にない心配が増えたりするから不幸だ」というところまで思考が行き着く人が意外にも多い。そしてその結果、だから金持ちにならくても幸せには関係ないよという結論に至る。果たしてそれは正しいのだろうか。

確かに学術的にもお金の効用は持てば持つほど薄くなっていく。ある調査によれば2000万円を過ぎてからはお金と幸せの相関は無くなるとのこと。ただ、これの意味するところは10万円を貰った時の感動がお金持ちになると薄れるというだけだ。決してお金をより多く持つことがネガティブに働く事を意味するわけではない。

当たり前のことだが、金持ちだから幸せということではない。ただ、お金で買える幸せには限度はあるけれども、決してありすぎるからといって不幸になるわけではないということだ。お金があれば時間も買えるし、色々とチャレンジする余裕も生まれる。ちょっと失敗をしたとしてもやり直しをいくらでもできる。当然のことながら、試行錯誤を繰り返せば幸せになる確率も当たり前のように上がっていく。

結局、金持ちは幸せなのだ。

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