小説より奇妙な現実をより面白く。ある傍観者の備忘録

  1. ミッドライフ・クライシス
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不倫と転職は気が済むまでやり続けても良いのでは?

世の中、不倫を糾弾するような報道があまりにも多い。というのも、それが視聴率を取れるからである。

自分の人生を一生懸命に生きている人にとっては、そんな他人事どうでもいいよねと思ってしまうほど不倫なんて当事者同士の話だと思うが、世間の反応を見ているとどうもそうではない。恐らく不倫をしたことのある面々でも、良くないことですよねとしたり顔でコメントしないといけない有様だ。

キリストは昔、罪を犯したことの無いものは石を投げよと言ったもんだが、そうなると大半の人は石を投げられるはずもない。それでも不倫に関してはみんな石を投げているような気がする。勿論、不倫をしていないという人が多いのも事実ではある。しかしながら、周囲を見渡しても不倫をしたことのある人は意外と多いから、日本全国よってたかって不倫を非難できるはずもない。

では、不倫をしたことがあるけれでも、不倫を責める人は何が動機でそうさせられているのだろうか。まあ、当たり前のことではあるが、不倫してもいいよねなんていうものならバッシングされるからである。社会のプレッシャーを受け、踏み絵的に強制的に言わされているのだ。悲しいかな、実際はそうでなくても「私は清廉潔白な人間です」と証明しないといけない事情があるのである。

この現象って、昔の会社に対する忠誠心と同じ構造なのではないか?

昔は、一度会社に入ると一生同じ場で過ごすことが前提とされ、常日頃から会社に対する忠誠心を試されていた。全員が全員その会社に絶対的な忠誠心をもっていなかったにも関わらずである。

会社の選択を間違えたという疑問を持っていたとしても、愛社精神を競い、長時間労働にも耐え、無理難題すらこなした。会社が傾きかけた時には、損失を隠すなどの片棒を担ぐぐらい忠誠心というものは大事だった。転職活動なんてしようものなら、一生を棒に振るよと忠告されたものである。

それが今はどうだ。色々と転職した結果、元の会社が良かったと思う人と、人材不足から元社員を両手を広げて向かいいれようとする企業が増えているらしいではないか。

不倫もきっと同じような道を辿るのではないかと勝手に思っている。結婚の絶対性が揺らげば揺らぐほど、離婚が増え。ずっと同じ会社に留まる人と、転職を繰り返しながらも天職を見つけようとする人と選択肢が増えていったのと同じように結婚のあり方も変わってくるような気がする。

転職を繰り返してキャリアアップしたり、翻っては誰にも雇ってもらえなくなるのも人生。満足感、あるいは不平不満を持ちながら一生勤め上げるのも人生。最終的には会社の強制力が無くなったのと同じように、結婚もいずれかは本人の納得感とお互いのニーズの一致というところまで辿り着くはずだ。

というわけで、究極のところ、転職活動も不倫も自分が満足するまでやれば良いのである。ずっと不平不満を持ちながら同じ場所に居続けるのも不毛だし、安易に新たな選択肢を模索して長期の安寧を捨て去るのも自分なのである。

勿論、覚悟がない都合の良い不倫をするケースが多いため、全ての不倫が良いとは思わない。しかしながら、たった一度の間違った選択によって自分の人生を満喫してはいけないという価値観は古いとしか思えない。結果責任は本人がとる限り、それは誰もが糾弾できるようなものでもないはずだ。

一度しかない人生、結局は自分が選びとった人生しか生きれない。自分に折り合いがつくまで、不倫と転職活動をし続けていく鈍感力がある方がきっと正解だ。

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